写真をクリックすると拡大表示されます
さだまさしさんの「精霊流し」を体感したければお盆にどうぞ。腰を抜かします。
お盆というものはこんなものだと思っていたのですが、どうやら違うことが分かってきました。
お墓を灯篭で囲んで、夕方から親戚全員がお墓を囲んで、爆竹とか花火とかをバンバンにあげるわけではないのですね。
長崎のお盆はそうです。みんなで浴衣を着て、お墓は人がうじゃうじゃ。
渋谷のように混んでます。さらに大人も子供も爆竹や花火を本気であげるのでうるさくて仕方ありません。
お盆の3日間は夕方から夜までお墓のまわりでワイワイ、バンバン、バチバチ。
そして最終日の3日目は精霊流しが夕方から始まります。
「え? さだまさしの『精霊流し』ってこれなの?」とびっくりされます。
これです。初盆のおうちの方が不思議な形の船を作って、港まで練り歩きます。銅鑼を鳴らし、爆竹を投げながら。
観にいく人は耳栓が必要で、投げつけられる爆竹にもご注意です。
「○○家」と描かれ、遺影が飾られた船は港で廃棄するための大型船に乗せられます。亡くなった方と本当のお別れの瞬間です。
そんな悲しみを、容赦ない爆竹の音がかき消してくれるのが長崎の精霊流しなのです。