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長崎市内から高速船で1時間半、藤原家のお墓がある五島という美しい島があります。
長崎市内からジェットフォイルという高速船で1時間半ぶっとばすと、五島という島があります。父と母の両親はこの島で先生をしていたので両家のお墓はこの島にあります。
というわけで、住んだこともないのに、毎年、お盆は「墓守担当」として実家のある長崎市を通り越して、母と五島にお墓参りに行くのが私の仕事です。
ハイシーズンのお盆は飛行機代も高いし、東京からだととにかく遠いのです!
とくに親戚も誰もいないので、お盆の3日間はホテルに泊まって本当にお墓参りばっかりします。お盆期間中は「ちゃんここ踊り」という「ここは韓国デスカ?」というような踊りが練り歩いています。
さらに福江というところからフェリーに乗って、上五島というところにもお墓参りに行きます。
不便なところで、お墓がないと行かないと思いますが、いいところです。
質素な教会がたくさんあって、海は深いグリーンです。
上五島の小さな入り江の近くに祖母が残した土地があります。
「日本で何か起こったら、ここで自給自足できるから、この土地だけは売らないように」。そんな遺言を残した祖母の土地を母や母の妹は大事に守って、入り江に面したところにゲストハウスを置いています。
2メートル先が海、そして静かな入り江。毎年ここで深呼吸をします。