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カミラ夫人が命名、クイーン・ヴィクトリア

2007年12月に就航したキュナード社の新造船「クイーン・ヴィクトリア」。英国王室より、カミラ夫人が命名者となった命名式の様子をレポートします。

クイーン・ヴィクトリア、就航!


右の女性から、キュナード社の代表取締役社長 キャロル・マーロウ氏、チャールズ皇太子、カミラ夫人、ポール・ライト船長(写真提供/キュナード社・クルーズバケーション 以下写真すべて)
2007年12月10日、待望のキュナード客船、「クイーン・ヴィクトリア」(9万トン)が就航しました。その命名式の様子をレポートします。

英国のキュナード・ラインには、世界で一番有名な客船「クイーン・エリザベス2」(約7万トン)と、世界最大級の約15万トンの「クイーン・メリー2」の2隻がありましたが、昨年末に3隻目の“クイーン”が加わりし、注目を浴びました。
もちろん船自体も期待されていましたが、まずはその命名式! というのも、歴代のキュナードの客船は英国王室が命名者になっています。「クイーン・ヴィクトリア」は、2004年5月にチャールズ皇太子と結婚したカミラ夫人が命名者となりました。

カミラ夫人のシャンパンは割れた?! 割れなかった?!


命名式は有名な英国俳優がキュナードの歴史を振り返るところから始まった
命名式はまずチャールズ皇太子とカミラ夫人の入場から開始。船の横に作られた特設テントには、世界中から関係者や招待客2,000人が着席しています。演劇仕立てでキュナード社の歴史が紹介された後、歌やダンスで舞台は華やかに。
そして舞台奥の幕が上がり、クイーン・ヴィクトリアの船体が現れました。実は船から特設会場までは、長い廊下でつながっていたため、自分たちがどこに位置するかよく分っていませんでした。会場の大テントは、船首の前に設置されていたのです。


司教による祝福
ウィンチェスターの大司教による祝福の後、いよいよカミラ夫人が舞台へ。淡いブルーのドレスと帽子を身につけた夫人が、「この船をクイーン・ヴィクトリアと命名します」と宣誓。船体の横に準備されたシャンパンを船体にぶつけるための装置ボタンを押しました。


クイーン・ヴィクトリアが舞台に現れた!
残念ながらマグナムサイズのヴーヴ・クリコ(キュナード社のオフィシャル・シャンパン)のシャンパンは割れませんでした。備えていたスタッフが代わりの瓶をぶつけて割り、無事命名は終了。カミラ夫人は終始笑顔で、チャールズ皇太子と微笑みを交わすシーンも。
その後、英国海兵隊軍楽隊による演奏やオペラ歌手による歌、そこに同船のクルーたちも檀上に上がり、クライマックスのうちに命名式が終了しました。

ほかのキュナードの船の命名者は誰?


サウサンプトンの港に向かうクイーン・ヴィクトリアの姿
ちなみに、先の2隻、「クイーン・エリザベス2」と、世界最大級の約15万トンの「クイーン・メリー2」の命名者は、現在のエリザベス女王です。先代の「クイーン・エリザベス」は、エリザベス女王の母であるエリザベス皇太后、「クイーン・メリー」は、ジョージ5世の妃であったメリー王妃がそれぞれ命名しています。 ちなみに、故ダイアナはプリンセス・クルーズの「ロイヤル・プリンセス」を命名、エリザベス女王の娘であるアン王女も英国の船会社P&Oの「オーロラ」を命名しています。 近年就航した他の船会社の船で有名な命名者といえば、クリスタル・クルーズの「クリスタル・セレニティ」が女優のジュリー・アンドリュースさん。また、イタリア客船のMSCクルーズでは、ここ最近の新造船ではイタリア人女優のソフィア・ローレンが命名者になっています。


船体の前でゲストに手を振る皇太子ご夫妻
日本でも人気が高いプリンセス・クルーズは、先に挙げた故ダイアナ妃以外にも、マーガレット・サッチャー元首相、パナマ共和国大統領、タヒチの大統領夫人、女優ではオードリー・ヘップバーン、ソフィア・ローレンなど、多彩な命名者がいます。
日本船では、2006年の2月に郵船クルーズの「飛鳥II」が就航したときは女優の岸恵子さんが命名者になったのも記憶に新しいかもしれません。商船三井客船の「にっぽん丸」は元清子内親王殿下(現黒田清子さん)、日本チャータークルーズのふじ丸(当時は商船三井客船所有)は、石原慎太郎氏です。

シャンパンが割れないのは縁起が悪い?


英国海兵隊軍楽隊による演奏など、ボトル割りだけでないさまざまな祝福のイベントがある
何かと、マスコミのネタにされるカミラ夫人ですので、今回シャンパンが割れなかったことに対して、「皇太子夫人は、クイーン・ヴィクトリア号が割れなかったボトルの『のろい』を払いのけてくれるよう望んでいるに違いない」(The Times)などと報道しています。
このシャンパンをぶつける儀式は、本来、船を進水させる時に行われます。ローマ時代にすでにワインを使って船を清めていたと言われています。バイキングは奴隷などのいけにえを捧げることもあったとか。



命名式の翌日、花火に見送られ、ヴィクトリアは処女航海へ。特に問題なく、安全航行を続けている

現在のようなスタイルになったのは、18世紀に入ってからイギリスで始まったそうですが、はじめは赤ワインを使っていたとか。いけにえの血の代わりだったとも言われています。その後、白ワインやシャンパンでもよくなり、最近ではほとんどの船でシャンパンが使われます。日本では日本酒が使われることもあるそうです。





伝統あるキュナードの制服に身を包んだベルボーイとカミラ夫人
アン王女が「オーロラ」の命名式をした時もボトルは割れず、その後、船上で起きたノロウィルス発生やエンジントラブルが「やはりのろいだ」と引き合いに出されましたが、あくまでも人々の好奇心によるもの。
今回は変わりのボトルも割られたとのことですし、キュナードの伝統とサービスを受け継いだ、「クイーン・ヴィクトリア」でのクルーズを多くの人に楽しんでいただきたいものです。

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