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日本の客船3隻の個性と日本船ならではのサービス

日本には現在3隻の客船があります。1つの国がその国独自の客船を持っているのは、実はかなり珍しいこと。多くはアメリカやイギリス、イタリアに本社がありつつも、乗客は多国籍、イタリアの船でも乗客の国籍に合わせ、多言語で対応しています。独自の客船を持つのは、日本、ドイツ、フランス、スペインなど。外国人が乗れないわけではありませんが、言語や船内習慣はその国のものを適用しています。日本の客船3船は、3社が1隻ずつ運航しているというさらに珍しいケースなのです。

郵船クルーズの「飛鳥U」、商船三井客船の「にっぽん丸」、日本クルーズ客船の「ぱしふぃっく びいなす」です。それぞれの特長を簡単に挙げてみましょう。

日本で一番大きな「飛鳥U」


飛鳥Uの優美な船体
日本船で最も大きい「飛鳥U」。5万142トン、乗客定員872人、乗組員470人。初代「飛鳥」は2006年に引退(売却)し、現在は、親会社である日本郵船がアメリカで展開するクリスタル・クルーズの「クリスタル・ハーモニー」という船を改装して「飛鳥U」としているので、洗練された優美な船内、充実の施設が特長です。


2フロア吹き抜けの華やかなアトリウム
船の中央が2層吹き抜けで広々としていて、その周辺にはバーやダイニングルーム、ショップやカジノ、カフェなどが集まり、多くの人が行き交います。その他にも本格的なミュージカルやショーが観られる劇場や映画が上映されるシアター、生演奏でダ踊ることができるダンスフロアなどがあります。バーもシガーバーなど数カ所あるので、夜もお気に入りの場所を選ぶことができます。




本場ラスベガススタイルのショーが観られる劇場
上層階の船首にも眺望のよいラウンジや、展望浴場、プール、ジムなどが揃います。自然派のヘアケアで有名な「AVEDA」というスパがあり、フェイシャルやボディトリートメントが受けられるなど、リラックスエリアも充実です。



木目調で落ち着く「リド・ガーデン」では軽食やアイスクリームなどが無料で食べられる

食事もメインダイニング以外に、朝、昼と洋食のビュッフェがいただけるレストラン、食事の時間以外でもハンバーガーなどの軽食が食べられるカフェ、鮨もつまめる和食処(有料)など、食事やお茶ができる場所が多いのも魅力です。

客室は、内側の部屋はなく、すべて窓側。バルコニー付きの客室も多く、すべての客室にバスタブが付いているのも人気です。

改装し、優雅なロイヤルブルーの「にっぽん丸」


ロイヤルブルーの船体に赤いファンネルの「にっぽん丸」
客船会社として最も歴史があるのが、商船三井。その船が「にっぽん丸」です。白い船体でしたが、2010年に船内を大改装し、船体もロイヤルブルーに塗り替えて、大変身を遂げました。2万2472トン、乗客定員398人、乗組員230人。





改装で作られた最上階の船首にある眺望ラウンジ

船の上層フロアが増設され、最上階の船首には、多目的に利用できるラウンジが作られました。後方の、開閉式屋根のプール横には軽食が食べられるカフェができ、明るい雰囲気のエリアが増えています。



プールサイドには軽食やドリンクが楽しめるカフェ!


スパもフランスの「テラケ」というブランドが入り、質の高いトリートメントが受けられます。




ドリンク片手にインターネットや読書が楽しめるライブラリー
ライブラリーには、インターネットカフェも併設されwifiを使ったインターネット通信も可能。お茶を飲みながらゆっくりと過ごせます。ショップも小物やロゴグッズが充実しています。以前からあった船首のバーは「ネプチューンバー」は古き良き船旅の象徴として、根強い人気を誇っています。


にっぽん丸といえば「食」と言われるほど、和食、洋食ともにその味に定評があります。季節感や寄港地の素材を取り入れつつ、にっぽん丸の味に昇華させていく実力は舌を巻きます。各ラウンジやパブリックな場所にできる限りの生花が活けられているのも魅力。少人数の船だからこそ、細やかな気遣いやサービスを受けることができます。

にっぽん丸の強みは、小型な船体を生かしたユニークな寄港地。島や小さな港にも入港できる上、その寄港地のツアーも自社の社員が何度も足を運び、「にっぽん丸」だからこそ体験できるものを探すという手作りのツアー。特別な経験ができると好評です。

初めてのクルーズでも緊張しない「ぱしふぃく びいなす」


青い海が似合う「ぱしふぃっく びいなす」
「ぱしふぃっく びいなす」を運航する日本クルーズ客船は本社が大阪にあります。客船だけでなく、関連会社には国内フェリーの会社もあります。船内では、もちろん標準語ですが、ノリや雰囲気は実に明るい“関西系”。初めての日本船クルーズデビューにはもってこいかもしれません。



皆が集まるフロアの一階下にはピアノが置いてあり、演奏タイムに軽快な音楽が流れる


船自体は、一番新しく、1998年の就航で2万6594トン、乗客定員476人、乗組員220人。



みんなが集まるフロア。好きな椅子でお茶を飲んでいれば、自然と友人も増える?!



同じフロアに、ダイニング、ショップ、カフェ、メインラウンジが揃っていて、みながなんとなくこのフロアに集まるので、にぎやかです。



ちょっと長めのクルーズであれば、初乗船した方が快適に過ごせるように「初乗船者の会」など質問コーナーや一緒に食事を取ったりできるので気おくれすることがない。

同船のキャッチコピーは「ふれんどしっぷ」とあるように、日本人クルーも外国人クルーも実にのびのびとしていて、親しみやすいのがうれしいところです。料金的にも若干抑え気味なので、家族や友人と和気あいあいと乗るにはお勧めです。

日本船ならではのサービス


船内新聞もこうやって見比べると、やっぱり日本語が一番読みやすい!
外国客船と比べ、どうしても日本船のクルーズは割高に見えます。それは、日本人クルーの割合が多かったり、食材、燃料費など、日本で購入すべきものが多い、カジノなどのほかの収入源がないなど、仕方ない部分が多々あります。



世界の裏側をゆくクルーズでもこんな日本食を食べられるという贅沢


でも、日本語での日本人の気持ちを理解したサービス、世界のどこでも日本食が食べられるとこと、日本船だけにある「展望浴場」、日本人医師が乗務する医務室など、快適や安心はかなりの高いレベルにあります。



展望風呂が付いているのも日本船だけ。1日の疲れはここで取ろう


ワンナイトから世界一周まで、ベストシーズンに3隻が趣向を凝らし、コースを決めているので、デビューも乗りっぱなしも気楽です。日本人の感覚のままで、過ごせるという楽さを重視する人には、かけがえのない日本船の旅となるでしょう。
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