ラ・ロシェル

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ラ・ロシェル

ことあるごとにお邪魔する鉄人坂井シェフのお店


最初に伺ったのは2004年。それも個室でミーティングです。
「客船にゲストシェフとして乗ってください」。強面の坂井シェフに、船会社の方と一緒に依頼に行ったときでした。
「ボク、船のシェフに憧れて、この仕事に就いたんですよ」。
そうおっしゃってくださり、どうにか船に乗り込んでお料理を作る時間を捻出してくださったのが、2004年の春でした。

実際に船に乗っていただく前は、慌ててご著書を読みまくり、お店にもこっそり通いました。
そして一度、客船でお仕事をしていただくと、すっかりお船好きになってくださったのでした。

その後も日本の船、外国の船に乗っていただきながら、密着取材をすることが多くなり、気がつくと、坂井シェフのお店「ラ・ロシェル」での美食会やイベントにもお伺いする機会が増えました。

ノーベル賞前はちょうどよいマナー教室がないので、ギャルソンの方にポイントを教えていただいたり、仕事で料理用語が分からないときは、「助けてください〜」と泣きつくことも。

いつも前向きで遊び心いっぱいで、めちゃくちゃ働き者の坂井シェフなのでイベントも通常にいただくお食事も常に完璧。

和のテイストや野菜を多めに使った優しいフレンチは食べず嫌いの多い私でも全部ぺろりといただけます。かなりの量なのに、お腹にもたれないのも不思議です。

客船の厨房や陸のレストランの厨房に一緒に連れていっていただくと、あら不思議、その場が華やぐこと!
そして、坂井シェフに対して、熟練から若手の料理人さんたちが本音を話されるので横で聞かせていただくと、料理だけでなく、いろんなことを学ぶことができます。

違うジャンルのシェフとコラボレーションしたり、地方に呼ばれては、その土地の素材を使ったお料理で食事会イベントを開かれたりと無限とも思える、料理の幅の広さを見せてくださいます。


一方で渋谷の本店は32階で眺めがよい上に店内はそれはもうゴージャス。
お皿も時にエルメスですよ!

料理もできず偏食が多いと呆れられながらも、これからもお勉強させていただきます!


rosh6.JPG「皿に絵を描く料理人」と呼ばれる坂井シェフは、プレゼンテーションのセンスもスゴイです。 でも、客船で仕事をすると、休憩時間はずっとプールにいるので真っ黒に焼けてしまいます……
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