クルーズ旅行の基本から、エリア&客船選び、乗船までの流れ、船や寄港地の楽しみ方まで解説!

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TOP > さっくり一問一答 > 客船やフェリーなど、船の旅は危険ですか?

Q,客船やフェリーなど、船の旅は危険ですか?

A,リスクはありますが、客船は万全の体制を整えています。


避難訓練は、客室ごとに集合場所が決まっていて、まずそこにライフジャケットを持って集まる
韓国のフェリー事故のニュースが報道され、胸が痛む日々です。一時は「客船事故」と言われましたが、車、積み荷、そして乗客を乗せたフェリーでした。

事故の原因はまだ現在もいろいろと究明されてきています。残念なのは、さまざまなところで危険が見逃され、大参事になったことです。「出航が遅れず、スピードを上げずにすんでいたら」「傾きに気が付いたクルーが早めに手を打っていたら」「積載した車や積み荷の固定をちゃんとしていたら」と、あまりにもミスが重なり過ぎています。

もちろん大自然の中を航海するわけで、天候もあり、船は100%安全な乗り物とは言い切れません。ただ、客船の場合、大きい船では5000人近い人数が乗るわけですから、安全基準はとても厳しく法規制されています。

例えば、「初クルーズの前に知っておこう『避難訓練』」のように、出航前に実際のライフジャケットを持って、自分が乗るボートや集合場所に行き、万が一の時の放送、ライフジャケットの着方や使い方などの訓練を受けます。


避難訓練は船が出航する前に行われる。全員参加の義務があるので、点呼やカードを渡して参加したことを証明する
客船の場合の避難訓練(ドリル)は国際条例によるもので、全員参加が厳守。点呼を取られたり、IDカードをスキャンして、全員が集まっているか確認します。




客室に置いてあるライフジャケット。海に浮く以外にも人を呼ぶための笛や海水に浸かると光るライトなどがついている
今までは、出航後だったり、夕方遅めの乗船の場合は翌日行われていましたが、イタリア客船の座礁事故後、「出航前に行うこと」というふうに、さらに厳しくなりました。先日、私が1泊の外国船クルーズに乗ったら、訓練だけで1時間ほどあり、くたくたになったほどです(英語と日本語の両方をやり、さらに詳しい説明が増えていたため)。


避難訓練は、客室ごとに集合場所が決まっていて、まずそこにライフジャケットを持って集まる
客船の乗務員(クルー)は、乗客の避難訓練の指導以外にも、乗客を誘導するという任務がありますので、「乗務員のみの避難訓練」も頻繁に行われてきています。そういう意味では、客船業界は、万が一の時の対応を厳しくしています。




救命艇は、いざという時のためだけでなく、船が大きくて港に入れない時に乗客を運ぶ時にも使われる場合もあるので、その時はしっかりと観察を!

フェリーの場合は毎日乗らないといけない生活航路の場合もあり、国際的な基準は決められていないのではと思います。私も毎年フェリーに乗りますが、避難訓練らしきものはやったことがありません。だからといって、フェリーの事故率が高いわけではなく、運航の回数が多いために、リスクも上がってくるのではないでしょうか。今回の事故を踏まえて、フェリーの避難訓練や規則も厳しくなる可能性がありますね。

車や飛行機などと比べると、船の事故率は低く、さらに事故があっても助かる確率はとても高いです。今回のフェリー事故も正しい誘導をされて、避難した乗客は助かっています。

客船の場合は、どこでどんな異常が起きているか、操舵室(ブリッジ)でかなり細かく把握しています。ここで異常が起きた場合はこのような避難誘導をするという決まりもしっかりとあります。ですから、私たちにできることは、出航前の避難訓練をしっかり行い、万が一のことがあれば、クルーの指示に従うことです。



最近は禁煙の船も増えましたが、船にとって、「火」はかなり危険なもの。タバコを吸う方はちゃんと指定された喫煙エリアで吸って、後始末をしっかりするようにしましょう。

今回の事故は本当に残念で取り返しがつかないことですが、上記の事故理由や客船の危機管理を読んでいただき、多くの人が「船は危ない」という概念を持ってしまわないことを望みます。

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