クルーズ旅行の基本から、エリア&客船選び、乗船までの流れ、船や寄港地の楽しみ方まで解説!

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伝授! 船上のクルーと上手に接する方法

クルーズの楽しさはクルーで決まる?!


日本船にも外国人クルーが多い
クルーズを満喫する要素は実にたくさんあります。航海するエリアでの観光、船上のさまざまな施設やショー、そして食事……。その中でも旅を快適に、そして忘れられないものにしてくれるのは、なんといってもクルーたちの存在です。

チェックインして、客室に入ると、挨拶をしに来てくれるクルーは、「キャビン・スチワード(女性の場合はスチュワーデス)」。1日2回、客室を掃除したり、ベッドメイキングをしてくれるのが彼らです。

外国船のスパ(美容室やエステ)でも、アジア、ヨーロッパなど何カ国ものクルーが働く
また、ダイニングで毎晩自分のテーブルを担当してくれるのは「ウエイター(女性の場合はウエイトレス)」や、その助手である「アシスタント・ウエイター」。お酒を飲まれる方は「ソムリエ」にお世話になることも多いでしょう。

他にもバーやカフェで働く「バーテンダー」や「ウエイター」、レセプションで働く「レセプショニスト」などが、日頃よく顔を合わせるクルーとなります。

どのクルーも、クルーズをスムーズに、そして快適に過ごしてもらおうと、実に細やかな努力を惜しみません。その努力やプロフェッショナルさによって、クルーズはさらに楽しくなります。

日本船にも外国人クルーがたくさん!

飛鳥IIのパーティーでずらりと入口に並んだ外国人クルー
初めて日本船に乗船した方で、「外国人クルーが多くて驚いた」と言う方が大勢います。レセプション(フロント)などでは、日本人クルーがほとんどですが、ウエイターやキャビン・スチワードには外国人クルーが大勢働いています。

彼らの多くはフィリピンから働きに来ています。また最近では東欧からの女性クルーも増えています。外国船でもそうですが、クルーズ代金を抑えるために、客船では、賃金の低い国からクルーを多く雇っています。

ガイドが気をつけたいと思うのは、国籍を超えて差別なく、対等に接したいということです。もちろん、「乗客とクルー」という、サービスされる側とサービスする側という立場はありますが、日本のホテルで日本人スタッフと接するのと同様に付き合いましょう。特別視する必要はありません。

やっぱり日本語は難しい……それでも敢えて!

バーやカフェなど、行きつけの場所が見つかると、クルーとも早く仲良くなれる
例えば、言葉。彼らはさまざまな教育プログラムを受けて乗船していますが、日本語が100%分るわけではありません。まだ船で働いて間もないクルーとの日本語でのやりとりは少々もどかしく感じるときもあります。
しかし、日本の船ですから、彼らは日本語でサービスができるようになる必要があります。ですから、通じなくてもなるべく、日本語でやりとりをします。それが外国人クルーのためにもなることです。

ただ、日本語の場合、水が欲しいとき、「水」「お水」「お冷」など名称もいろいろあり、さらにお酒の「冷」もあったりして、まったくもって複雑です。そんなときは、相手がわかりやすいように、きっちりとした言葉を使うか、理解してもらっているか確かめるのが大切です。

意志が通じて、サービスを受けたときは、きちんとお礼を。さらに日本語が上手になるように、いろんな言い回しなどを教えてあげるのもいいですね。

せっかくの機会。積極的に国際交流も楽しもう

日本語は完ぺきでなくても、サービス精神と笑顔を絶やさないウエイター
もちろん、せっかくの機会ですから、国際交流や語学に磨きをかける手伝いをお願いするのも手です。世界一周クルーズで、「フィリピンクルーに英会話を教わった」という方がいました。

また、最近ではフィリピンクルーによる「タガログ語教室」が開かれることもあります。簡単な言葉でも相手の国の言葉を覚えるのは、「あなたの国に興味があります」「仲良くしたいです」という気持ちの表れ。

語学教室でなくても、顔見知りになったクルーに、どの国から来たのか、家族は何人いるのか……など、聞いてみるのもいいですね。仲良くなれば、いろんな会話が弾み、たとえ国内旅行でも同時に海外旅行気分を味わうことも可能です。

クルーは日本人乗客を尊敬?!

朝早いルームサービスを頼んでも「おはようございます!」とさわやかに朝食を運んでくれる
つい2週間ほど前、ガイドがアメリカ客船の取材に行ったとき、この道16年という、コロンビアからの熟年のキャビン・スチュワードの方から興味深い話を聞きました。

「日本人乗客の方は、客室を散らかさないし、食事にも時間通りきちんと行く。おかげで、私たちは仕事がスムーズにいくので助かる。英語が通じない方もいるが、とても尊敬している」とのこと。

世界のホテル業界でも、日本人は部屋をきれいに使い、騒がないということで、高感度1位という調査を見たことがありますが、客船でも同じような評価を受けているのです。

コミュニケーションのポイントはココ!

常に笑顔で冗談や気遣いを欠かさないウエイター。言葉が通じなくてもいろんな方法でコミュニケーションしてくれる
マナー的には評価の高い日本人乗客。ガイドがあえて、自分でも気をつけたいと思うことは、お世話になるクルーの名前を覚えること、短くてもいいので元気にあいさつを交わすことと、そして、そのとき相手の目をきちんと見ながら話すとでしょうか。

クルーたちは顔を合わせる度に「今日はツアーに行った? 楽しんでる?」と聞いてくれます。もちろん、「うん、楽しんでるよ」と返事するだけでも十分ですが、時にはクルーにも、「今日は陸に下りられたの?」「明日寄港する港の周辺にお勧めのお店ある?」と聞いてみると話が弾みます。

最近の客船はチップは自動的にチャージされる場合が増えましたが(チップなしの船や自分で渡す船もあります)、クルーの給料は安く、このチップが重要な収入になります。ルームサービスや特別なことを頼んだ場合は、さりげなくチップを渡せるようになれば、お互い気持ちよく過ごすことができます。

知っておきたい、クルーの環境

国に子供を置いて船上で働くシングルママのキャビン・スチュワーデス。明るく、思いやりいっぱい
彼らはプロのサービス業ですから、私たちは乗客として、上記のような基本マナーを守っていれば十分です。ただ、クルーのきつい仕事環境を知っていると、接する上で気持ちもだいぶ違います。

船上で働くクルーの多くが、4?6か月契約で、その間休みの日もなく、朝早くから夜遅くまで働きます。たとえばダイニングのウエイターが朝早くからビュッフェで働いていたり……という姿を見ることもあるでしょう。

延々とピザを焼き続けるコックさん。通い続けると、仲良くなり、スペシャルなピザを作ってくれることも
クルーの部屋は相部屋がほとんどでストレス発散の場所や機会も少ないのが現状。さらに家族を支えるために、母国から遠く離れた海上で過ごしています。

寄港中に短い時間、日用品の買出しに出かけたり、公衆電話やインターネットカフェで家族に連絡する姿を見かけることも多くあります。

さらにプロとしての仕事は厳しく、仕事の合間には語学やサービスの研修もあります。乗客が最後に提出するアンケートで評価が悪いと、条件はますますきつくなり、次の契約ができないどころか、途中で船を下りさせられることもあります。

厳しい環境の中でも、生き生きと、そして私たちのために楽しませてくれているクルーが大勢いるからこそ、クルーズという旅が成立しているのです。

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