円高

ドル安&不況は、クルーズのねらい目!?

リーマンショックがクルーズを手頃な価格に


リーマンショックから派生した、世界的な大不況。株式への投資でがっかりの方もいらっしゃるかもしれませんが、クルーズは今が乗りどきです!

ドル安不況と円高はお得にクルーズするチャンスでもある
不況の波が広がる中で、注目を集めたのはアメリカの船会社のクルーズ料金。客室がたくさん売れる時は料金があがり、売れない時は安くなる価格変動制を取る船会社のクルーズ料金が、どんどん下がっていっていたのです。

不況の波をもろに受けた現役世代から、株の利益の恩恵で老後の生活を楽しんでいたリタイア世代まで、アメリカでは幅広い層が余暇に割いていた金銭的な余裕を失ったのでしょう。
さらに船会社は勢いよく新造船を発注し、ベッド数は増えるばかり。たくさんの客室を空けたままクルーズするより、安く売っても、船内ショッピングや寄港地ツアー、チップなどで少しでも収入があるほうがいいので、クルーズ代金は自ずと安くなっていきます。


クルーズ安に輪をかける円高ドル安


下がるクルーズ料金をさらにお得にしたのが、円高ドル安。変動制で、さらにドル建てでクルーズの申し込みができるロイヤル・カリビアン・インターナショナルの公式サイトは、円高が進めば進むほど、アクセス数があがっているとか。
ホームページ日本語で申し込めるロイヤル・カリビアンのホームページ
同サイトでは、かなり先までのクルーズ予約ができるので、昨今の為替を円高の最安値と見るならば、2年後の予約をして、クルーズ代金を支払ってしまうこともできるわけです。

実際に手付け金の後で払う残金を先に払ってしまおうという人も多いとか。同社の傘下にあるプレミア客船、セレブリティ・クルーズや、デラックス客船と言われる小型のアザマラ・クルーズなども同じ価格変動制とドル建て。

手頃なカジュアル客船はさらに安く、ちょっと敷居の高かったプレミアム&デラックス客船も手が届く金額になっているかもしれません。このサイトは船会社直接のサイトですが、日本語で検索、申し込みが受けられる上、乗船前のケアは日本の代理店が行うので語学が不安な方も安心です。



飛行機はお得になる時期を見計らって


先のページで紹介した、3社の親会社、ロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL)は原油価格の値下がりにともない、2010年1月以降のクルーズでは、燃料サーチャージの徴収を取りやめると発表しました(2008年10月28日現在)。

であれば、飛行機代を押し上げている燃油サーチャージも落ち着いてくるのかもしれません。見極めは難しいですが、2010年前半のちょっと高めのクルーズを今、予約&支払いをして、飛行機は燃油サーチャージが下がるのを待って、さらに早割が取れる時期に取るというのがベストかもしれません。

客船飛行機のチケットさえお得に取れれば、クルーズは今が乗りどき!
いずれにしても、安くなったクルーズ代を見ていると、旅心がうずきます。航空会社のマイルに換算できるクレジットカードを利用したりして、飛行機代を浮かすのも手。
また、ドル安以上に激しいオーストラリアドルの暴落を活かすのもお勧め。クルーズ代金はアメリカドルの場合が多いのですが、オーストラリア周辺のクルーズだと、港湾税や寄港地ツアーなどが安くなります。
激安航空会社のジェットスターなどを利用すれば、日本の寒い冬から抜け出して、お得に夏のオーストラリアクルーズが叶います。

不況ではありつつも、クルーズをまたとない料金で体験する機会。タンス預金したくなる気持ちも分かりますが、旅で得る出会いや感動はそれよりも大きいもの。ぜひ、今、お得なクルーズ体験をしてみませんか。