リージェント・セブンシーズ

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高級客船リージェント・セブンシーズの魅力

高級客船には珍しい中型客船?!

セブンシーズ・ボイジャーフラッグ・シップの「セブンシーズ・ボイジャー」(写真提供:リージェント・セブンシーズ・クルーズ)
今回は高級客船(ラグジュアリー客船)のリージェント・セブンシーズ・クルーズです。

リージェントの大きな魅力といえば、ラグジュアリー客船というカテゴリーにありながらも、擁する3隻のうち2隻(「セブンシーズ・ボイジャー」と「セブンシーズ・マリナー」)は4万6,000トンの中型船ということです。
通常、客船で最高級のサービスを提供しようとすれば、3万トン前後の小型の客船で、乗客の数も300~400人に抑えるのが、客船業界の常識。ただ、それだと客船全体が小さいため、レストランの種類や劇場、プールなどパブリックルームのスペースも狭くなるのが、デメリットでした。
シアタシアター中型船なので、カジノや劇場、ライブラリーなど施設もしっかり。船内も広々している
中型船(乗客定員500~1,000人)であれば、かなりのパブリックスペースを割くことができますが、700人という乗客に最高級のサービスを提供するためのシステムや優秀なクルーがいないと、高級客船の実現は難しいのです。その両立に成功しているのがリージェント・セブンシーズ・クルーズとも言えるでしょう。
上記の2隻に加え、3万3,000トン、490人乗りの「セブンシーズ・ナビゲーター」も人気を博しています。




世界が憧れる高級客船の船上ライフ ル・コルドン・ブルー監修のレストランも!

スイート一番オーソドックスなタイプの「デラックス・スイート」(33.1平方メートル、バルコニー付き)
同社の4隻の客船に共通しているのは、客室がすべてスイート仕様ということ。さらに、「セブンシーズ・ボイジャー」と「セブンシーズ・マリナー」の場合、すべての客室にバルコニーが付いているという贅沢さ。186.1平方メートルという「マスター・スイート」などもありますが、ほかの客室もすべてスイートで、ベッドとリビングスペースがカーテンで仕切られています。
4隻とも、食事は決められた時間内であれば、いつ行ってもかまわないオープンシーティング制。何千人もが乗船できる大型客船の場合、夕食は2回制で、6時からか、8時半からなどと決められていて、時間に縛られることがありますが、オープンシーティング制なら、自分の気分に合わせて食事時間がきめられます。

コルドンブルール・コルドン・ブルーが監修する特別レストラン
また、「セブンシーズ・ボイジャー」と「セブンシーズ・マリナー」には、メインダイニングのほかにも、オリエンタル料理、地中海料理、そしてパリの名門料理学校ル・コルドン・ブルーが監修する「シグネチャー」など3つのレストラン(要予約/無料)があります。「ポール・ゴーギャン」にもメインダイニング以外にコルドン・ブルー監修のレストランが、「セブンシーズ・ナビゲーター」にもトスカーナ料理がいただけるレストランがあります。




メインメインダイニング。この他3カ所のレストランから毎日選べる
毎日の気分で、食べたい料理、それも質の高い料理を自由に食べることができるというのはやはり高級客船の証なのです。



一度は乗ってみたいけど…… 気になるお値段は?!

エントランス船中央のアトリウム。華々しさでなはなく、ほっとする温かみのある曲線が生かされた空間
リージェント・セブンシーズ・クルーズの気になるお値段は、1泊あたり10万円~(2名1室の1名分の代金)とやはり高めの料金設定です。とはいえ、忘れていけないのは、リージェントの船は全船「オール・インクルーシブ制」。アルコール(一部銘柄をのぞく)やチップがすべて込みの料金なので、バーでビールを飲む度にレシートにサインしたり、下船の前にチップの金額に頭を悩ます煩わしさがないのです。また、通常50~150ドルする寄港地ツアーも代金に含まれているのがリージェントの特徴。1週間のクルーズだと、寄港地ツアー代もかなりの額になりますから、これは大きなポイントだと言えるでしょう。
さらにクルーズの120日前までに申し込めば、「早期割引」が適用され、半額近く、1泊5~6万円くらいになることもあります。例えば、「セブンシーズ・マリナー」のアラスカ8日間クルーズは、一番安いデラックス・スイートの客室が8,195ドルですが、早期割引だと4,550ドル。8日で割ると、約569ドル、6万円といったところでしょうか。最近はもっとお得な割引があるクルーズも販売されています。
メインお料理に合わせて選べるワインもヴィンテージものでなければ、料金はかからない
おいしい料理やお酒をたっぷりいただいて、世界最高峰のサービスを受けられると思えば、一度は乗ってみたい金額ですね。朝は自分の客室のバルコニーでシャンパン、昼はプールでカクテル、ディナーとともにおいしいワイン、バーでもたっぷり好みのお酒を……と、お酒好きな方には意外にお得なクルーズとなるかもしれません。
スパスパもゴージャスで快適。至極のトリートメントが受けられる






また、船上で知り合いになった方と食事をしたり、バーに誘ったときに、「ここは私が払います」「いえいえ、僕が」などと気を使ったりすることがないので、「気楽に人をお酒に誘えるのがいい」という声も多くあります。
ガイドはお酒が飲めないので、ちょっと割高になりますが、エステ(世界のファースト・レディたちがご愛用の「カリタ」が入っています)で、チップを気にせずに済んだときに、「あぁ、なんて楽ちんなのだろう」と実感しました。




料理や施設だけはない、高級船ならではのおもてなしとは

プールサイド目的はユニークな寄港地。だから移動中の船上ではのんびりとした上質な休息時間を
リージェント・セブンシーズ・クルーズは、ここ数年、海外の旅行雑誌「コンデ・ナスト・トラベラー」をはじめさまざまな客船ランキングで、最優秀賞を多く受賞しています。その理由は船上での質の高いサービスに対しての評価だけではありません。
というのも、船のサイズを生かした珍しい、小さな港への寄港するコース設定や、特別にアレンジした寄港地ツアーも高い評価を得ているのです。
例えば、普段は一般公開していない歴史的建築物であっても、リージェントの乗客だけは特別に見学できたり、その寄港地の文化を知るためにも、ル・コルドン・ブルーのシェフと市場に買い付けに行くツアーがあったりと、プライベート感のある企画がリピーターを引き付けているのです。また優秀な講師陣による講演や有名ゲストシェフによる料理教室なども好評を博しています。



憧れの高級客船の就航エリアは? 1週間のヨーロッパからタヒチ、世界一周まで

夢の高級客船の就航エリアは実に多彩です。100日以上のワールドクルーズや約60日の南米一周クルーズなどもありますが、地中海やギリシャの島々、バルト海などのヨーロッパやアメリカ西海岸のアラスカクルーズなどは8日間のクルーズもあるので、「高級客船の雰囲気ってどんな感じかしら」という高級船デビューにも安心です。

リージェント・クルーズの場合、コースの発表は他の船会社と比べ、若干早い1年前。日本にも立ち寄ることが多いワールドクルーズや南米などは、発売後すぐ、リピーターで満室となってしまいます。
地中海クルーズなどは本数も多いので若干予約は取りやすいですが、早期割引でお得に行くためにも、早めの予約がお勧めです。