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初クルーズの前に知っておこう「避難訓練」

基本的には乗船した日に避難訓練。 まずは船内新聞で時間をチェック

初めてクルーズに参加すると、ちょっとびっくりするのが、「避難訓練」です。英語では、「ドリル」(drill)と呼ばれます。行われるのは、基本的には乗船し出航の前に行われます。
普通の旅とクルーズの大きな違いはこの避難訓練
慌てないためにも、チェックインして客室に着いたら、ベッドサイドかテーブルに置いてある船内新聞で、避難訓練の時間をチェックしておいたほうがベターです。というのも、「乗船したらすぐプールに行って……」など、勝手に予定を立てても、避難訓練の時間が来ると慌てて、客室に戻ることになるからです。

客室に入って、避難訓練の時間をチェックしたら、ビュッフェやラウンジでまず一息。ちょっと船内をぶらりと見学していると、夕方ちょっと前から、避難訓練というケースが多いようです。

ライフジャケットは客室にあるものを着ていくが、いざという時のためにデッキにも置かれている(写真は飛鳥IIのもの)
海外に行って客船に乗る「フライ&クルーズ」で、空港から直接客船に乗り込むときは、時差もあって疲れてしまうので、体調を考えて、それまで客室で一息つくのもいいですね。

万が一の時に乗船する救命ボートの下へ

ライフジャケットについている番号や記号が集まる場所。この写真の場合は12番という場所へ
避難訓練が始まる30分くらい前から、「もうすぐ避難訓練があります」という船内放送が流れます。その時間までに客室に戻ればいいので、慌てて戻る必要はありません。

時間ぴったりに、「これから避難訓練を始めます。次のような警報が鳴ったら、客室にあるライフジャケットを着て、○階のデッキまで下り、ジャケットに書いてある記号/番号(または客室のドアにも記載されています)の場所まで行ってください」という船内放送が流れます。

ライフジャケットがうまく着れなくても大丈夫。慌てず行動しよう
ライフジャケットは、クローゼットの中(時にベッドの上や下に置いてあることも)にありますので、それを取り出し、頭からかぶり、きちんとベルト(紐)を絞めましょう。しばらくすると、びっくりするような大きな警報音が鳴りますので、ドアを開けて集合場所へ。

「集合場所が分からない」と不安になる方も多いかと思いますが、クルーが数メートルおきに立っていて、「こっちですよ」と教えてくれるので、それに従えばたどり着けます。

救命ボートにはこんなものが積まれています

救命ボートは小さな港に上陸するためのボートとして利用される船もある
基本的には救命ボートに吊された下に集まります。その指定された場所の上にあるボートが万が一の時に自分が乗る船です。実際に乗って練習することはありませんが、いざという時、自分はこの周りの人たちやクルーと同じボートに乗るということが理解できます。

ボートとはいえ、エンジンが付いた小型艇。中には規定に定められたものが載せられています。例えば乾パンに似た救難食料、飲料水、応急医療具、バケツ、ナイフ、釣り道具、発煙筒、コンパスなど。ボートには訓練されたクルーが乗りますが、船が見えた時や水の飲む量など、いざという時にどのような行動をすればよいかの指導書なども搭載されています。

乗客を安全に避難させるためにクルーだけの避難訓練も行う
近年のクルーズでは、実際に救命ボートで避難するようなことはほとんど起こっていません。ただ、小さな港に寄港するとき、大きな船は港に着けられないので、船から救命ボート(テンダーボート)を使って上陸することがあります。救命要と上陸用のボートを兼ねているのです。そのような機会があれば、救命ボートのイメージが分かるのでなかなか貴重な体験となります。

避難訓練で学ぶライフジャケットの機能と避難の仕方

ライフジャケットが正しく着用できているか、クルーが細やかにチェックして教えてくれる
避難訓練は国際海事法によって定められているので、基本的には全員参加しなくてはいけません。警報が鳴ったあと、残っている乗客がいないか、クルーが各客室を確認にきます。また集合した乗客は全員点呼を取られます。名前または客室番号を呼ばれるので、大きな声で返事をしましょう。英語であれば、「Yes」「Two(2人います)」など、周りの人と同じように返事をすれば大丈夫です。

その後、ライフジャケットの機能の説明などがあります。例えば、水に濡れると自動的に懐中電灯が光ることや、体力を失った時に鳴らす笛についてなど(映画「タイタニック」のケイトも笛で助けを呼んで発見されました)。ライフジャケットの着方や不備、避難で分からないことがあれば、遠慮せずに質問しましょう。

「ask me」(聞いてね!)と書かれた服を着ているクルー。分からない時は遠慮せずに質問を
全員集合が確認されたら、船長による船内放送で緊急事態時の心得などの説明があり、訓練は終了です。ひとまず客室に戻って、ライフジャケットを元あった場所に戻りましょう。避難訓練は大人数が同時に移動しますので、その前後はエレベーターが使えないことがほとんどです。頑張って客室まで階段でたどり着きましょう。

全員参加の訓練やエレベーターが使えないなどは基本的なルールですが、体調が悪かったり、階段を使った移動が困難な時は早めにクルーに相談しましょう。先に説明しておけば、きちんと対応してくれるので安心です。

ちょっと面倒な訓練ではありますが、ライフジャケットを着たり、その機能について学ぶ機会などはなかなかありません。船内カメラマンが記念撮影などもしてくれるので、楽しみながら参加しましょう。



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