クルーズ旅行の基本から、エリア&客船選び、乗船までの流れ、船や寄港地の楽しみ方まで解説!

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これで安心! クルーズでの「チップ」事情

日本船なら基本的にはチップは不要

まず日本船の場合、基本的に国内同様、チップという習慣はありません。ダイニングやバーのウエイター(以下、ウェートレスを含む)、客室担当のキャビン・スチュワード(以下、スチュワーデスを含む)をはじめ、他のサービス系のクルーにチップを渡す必要はありません。

例えば、世界一周クルーズなど、長い海外クルーズで特にお世話になったキャビン・スチュワードやサービス担当者がいれば、心付けを渡すという方もいるようですが、これはあくまでも個人的な判断。日本のレストランやホテルと同様にサービス料はクルーズ代金に含まれていると思って大丈夫です。

同じダイニングやソムリエのサービスでもチップがかからないのは気分的に楽
ただ、日本船で海外に行った時、現地のレストランやタクシーなどを利用した時は、その国の慣習に従いましょう。船上で、「次に寄港する国のレストランやタクシーのチップの目安は?」と聞けば、レセプションやコンセルジュが教えてくれるはずです。

パッケージツアーでの海外クルーズなら添乗員さんの指示に従って

英語の船内新聞には下船日の前にチップについて説明が書かれているが、添乗員の指示に従おう
次は外国船の場合です。外国船でも日本の旅行会社が主催するパッケージツアーで参加する場合は、添乗員さんがまとめて支払ってくれる場合が多いので安心です。空港からホテルや客船への移動、また荷物を預ける時などは、添乗員さんが一括してチップも支払い、船上で各乗客ごとにチップが必要な場合も、自動加算や前もって徴収されているので、自分でチップを気にすることはありません。

カジュアル客船でも簡単な朝食は無料でルームサービスが頼める。できれば、チップを渡したい
外国客船の場合、ルームサービスは無料で、朝早いツアーの時やわざわざ朝食を食べにいく元気がないときは、夜12時までに注文票を客室のドアにかけておけば、チェックしたものがリクエストした時間に届けられます。運んできてくれたウエイター(またはキャビン・スチュワード)には、その場で2ドルくらいを渡したほうがいいかもしれません。

不安な時はそっと聞いてみてもいいですし、チップを渡したほうがよい場合は添乗員さんがそう説明してくれるはずです。ただ、個人行動で外国のレストランやタクシーを利用したときは、やはりその土地の慣習を聞いて、それに従いましょう。

個人旅行での外国船クルーズならここでチップが必要!

少額紙幣はやはり常に多めに持っておこう
一番不安なのは、個人旅行で海外の客船に乗船するときでしょう。海外に着いて、タクシーやホテルを利用した時はその土地の慣習に従って。アメリカ、イギリスの場合は、荷物を運んでもらった際、ホテル、タクシーともにチップを渡すことがほとんどです。

ホテルのランクなどにもよりますが、アメリカの場合、一流ホテルの場合、荷物を運んでくれるベルマンには荷物1つにつき、2ドル、タクシーを呼び乗車を手伝ってくれるドアマンには、1人乗車で1.50ドル〜2ドル。タクシーは乗車料金の20%が目安とされています。

ターミナルに着くと荷物を運ぶ人がすぐ寄ってきてくれるので荷物とチップを
さて、いよいよ乗船。客船ターミナルに着いたら、荷物を預ける場所があります。または近くにいる荷物を運ぶ人がいるので、スーツケースに客室番号と名前が書かれているか、確認してから預けます。そのときに荷物1つに対して、1ドル(ヨーロッパなら1ユーロ)が目安です。

船に乗り込んでから、チップを支払う必要があるのは、基本的には下記のようなクルーです。

  • ●バーやダイニングでソムリエやバーテンダー、ウエイター(プールサイドなどでドリンクを頼んだ時も)
  • ●美容室やスパで施術を受けた時の美容師またはエステシャンへ
  • ●客室を担当してもらったキャビン・スチュワードへ
  • ●ダイニングで担当するウエイターとアシスタント・ウエイター(また、その全体を管理する給仕長=メートルディ)へ

クルーへのチップはどうやって渡す?

一番お世話になるのはダイニングのウエイター/ウエートレス
船内でのチップが、ホテルやタクシーとちょっと違うのは支払う方法です。バーやソムリエは、利用するごとに船内でIDやクレジットカード代わりになるルームキーでドリンクの精算をします。持ってきた明細書にサービスチャージという記載がなく、クルーの働きぶりに満足がいった時は「Gratuity(またはTips)」と書かれた欄に金額を書き入れて、客室番号とサインを。

バーでのドリンクなら、自動的にサービス料が加えられている場合もあったり、チップの金額を書き込む欄がない場合(不要という意味で)もありますが、基本は1?2ドル。プールサイドのバーでドリンクを受け取るような場合はチップ不要です。ただ、バーでちょっと難しいドリンクを頼んだり、特別な配慮をしてもらった場合、またダイニングで、「今日はソムリエによいワインを選んでもらった」と思えば、もう少し上乗せした金額でもよいかもしれません。ワイン代の15%ほどを自動加算している場合もあるので、明細書を確認してみてください。

ホーランド・アメリカ・ラインでは、毎日10ドルずつが自動引き落としで下船日に明細書が届く
美容室やスパも同様で、支払いをする時に、明細書に「Gratuity(またはTip)」という欄があったら、基本は受けた施術料の15〜20%が目安です。

一番お世話になる、ウエイターとアシスタント・ウエイター、キャビン・スチュワードへは1日3ドルが目安で合計した1日10ドルが自動加算されて、引き落とされるのが一般的です。





カーニバル・クルーズ・ラインではメートルディのみ個人の判断によってチップを支払う。そのための封筒が客室に配られる


さらに、ダイニングをまとめているメートルディには別に封筒が用意されており、そこにお金を入れて渡す船もあります。下船間近に船内新聞や下船説明会でチップについての説明がありますので、聞き逃さないようにしましょう。

クルーズでのチップの考え方

寄港地のガイドの質もそれぞれ。アメリカ人乗客はチップを払う確率が高い
客船でのチップ、払う人や金額の目安は変わっていませんが、日本人を含め、多くの乗客が混乱してしまうこともあり、自動加算や事前支払いが増えてきたように思います。 数年前までは、船内新聞に目安がかかれていて、下船の前日にそっとベッドサイドに置かれた封筒にお金を入れて、最後、ウエイター、アシスタント・ウエイター、キャビン・スチュワードなどに、感謝の言葉を言いながら、封筒を渡していました。 クルーの正式な給料は実に安く、このチップが大きな収入源になります。客船会社も税金のかからないチップでクルーの収入が増える、このやり方を歓迎してきました。ただ、きちんとサービスしたにもかかわらず、チップを払わない乗客が増えてしまったり、客船が大きくなり乗客が増えて、混乱する乗客も増えたためか、自動引き落としという、ちょっとエレガントさに欠ける方法を取るしかなかったのでしょう。

ちなみに、チップの金額はあくまで目安です。きちんとサービスを受けられなかったと思った場合はレセプションに赴き、チップの減額を申し出ることもできます。また、とてもよいサービスを受けたと思えば、そのクルーに追加でチップを渡してもよいのです。

ちなみに、寄港地ツアーでバスに乗って案内をしてくれるガイドにも、バスを降りる時にチップを払う乗客がかなりいます。チップの習慣のない国でも、チップ王国のアメリカ人はかなりチップを払っています。私、ガイドは、一応、その国の習慣をベースに、本当にそのガイドがきちんと案内をしてくれたか、を基準に支払うかどうか決めます。あまりにも急き立てるような観光地巡りを機械的に行うガイドさんには払いませんし、一生懸命その土地の文化や歴史を説明し、年輩の乗客にも気を遣ってくれるガイドには2〜5ドルを払うようにしています。

チップなんて煩わしい!という方は、ラグジュアリー客船へ

休暇中くらいチップの計算から解放されたいと思うのは欧米人も同じ?
欧米の人はチップの習慣に慣れているといえども、「休暇くらいはチップのことを考えずにのんびりと過ごしたい」と思う人もいるようです。

ラグジュアリー客船に区分される、「シルバーシー・クルーズ」「リージェント・セブンシーズ・クルーズ」「シーボーン・クルーズ」「クリスタル・クルーズ」は、乗船料にチップとアルコール代が含まれているのです。

1泊8万円〜とクルーズ代金は高いですが、プールサイドでのビールや、バーでの食前酒、カクテル、そして夕食時などのワインもすべて無料。毎回、自分のクルーズカードを見せてサインしたり、チップの計算をする必要もありません(ヴィンテージのワインや超高級なお酒などは別途料金がかかります)。

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